別府市「つるりん通り」にある「松井小児科医院」は、別府のみならず、日出町や杵築市からも患者さんが通うほどの人気の小児科。
その人気の秘密は?「ちょるままスタッフ」ゆきんこの体当たり初レポート!
今回、忙しい院長に代わって病院内を案内&説明してくれたのは、看護師さんだったという院長夫人の暁子さん。理事長先生も「子どもたちのためなら。」と快く取材を受けてくれました。
そして潜入した院内には驚くほどたくさんのこだわりが!
入り口の自動ドアまでのスロープは、車イスや双子用ベビーカーも通る広びろサイズ。
玄関ドア、診察室のドアは横開き。子ども達が指を挟んだりしないようになっている特注品。
靴の忘れ物も多く、また子どもの靴をいちいち脱がせる手間を省くため、院内は土足。(清潔を保つために毎朝、診察前に1時間かけてクリーニング。)すべての診察ベットの下半分に防水シートが引いてあるのも、靴のまま診察できるように。
これって、全て病気の子ども達が、なるべくスムーズに診察できるようにとの思いから。これには2児のママ、ゆきんこも大感激!
エレベーター前にある絵本コーナー。かわいい椅子と絵本がたくさん並んでいるその一角にどこか懐かしい?男らしい漫画が。さすが、「松井小児科」!パパへの配慮も忘れません(笑)
掲示物も多く、最近の医療関係の新聞の切り抜きから先生のスケジュールまで。なかでも「おくすり飲み合わせ表」は、子どもが薬だけでは飲みたがらない!といったときに混ぜてよいもの(ジュースやアイスなど)が細かく記載。こういう細かい情報って、本当にありがたい。
1階受付より向かって左側が予防接種・健診用待合室と専用診察室。
右側が病気の方の待合室と診察室に区別されています。感染する病気を他の患者さんに感染しないための努力は惜しみません。
その例として、2階は隔離が必要な患者さん用診察室(隔離室)4部屋と理事長(内科医)の患者さん用の内科診察室となっていて隔離室のうち1部屋は生後3ヶ月未満の赤ちゃん専用の隔離室(他の病気をもらわないための逆隔離専用の部屋。)3部屋は感染性の強い病気の隔離室で、そのうちの1部屋は5~7人同時に入れるくらい大きい隔離室になっている。(大人数で受診される方もいるそう。)
さらに、2室ある点滴室も隔離室として使用することも可能で、最大6室が隔離室として使用可能。ただ、それでも全室満室になる時が、時々あるのが悩み。また、基本的に隔離室で診察した方は、診察後の会計、薬の受け渡し、説明なども全て隔離室で行われ、時には麻疹、重症の感染症のときは裏口から受け入れたり、患者さんの車の中まで院長が診察したりと徹底している。
かわいいなかにも落ち着いた雰囲気の診察室には、耳を見るファイバーや超音波の機械など。 奥には吸入室があり、無料での貸し出し用の吸入器も18台用意されている。
取材中、ふと気づく。至るところにある白い深皿。 実はこれ、うどん用のお皿。子供がいつ吐いてもいいようにとの院側の心遣い。さらに、吐いた物がママや子供の衣服が汚れても、着替えを貸してくれる!(洗濯して返却しましょう。)
突然のおむつの子供の下痢にも対応できるように、紙おむつの種類も薬局なみに品揃え。(有料)
開業して30年経つ「松井小児科医院」。現・院長は平成11年に理事長の後を継ぎ就任。平成14年に今の医院に建て直し。
広域病院勤務時代の患者さんが、国東や宇佐、中には姫島からも先生を頼りにして今でも通ってくるらしい。 とても多い患者さんを一人一人丁寧に先生一人で診ている。「別府市夜間子ども診療」にも週1回勤務の多忙の身。
土曜の午後は休診だが、それを利用して「子育て支援出前セミナー」「ペリネイタルビジット」を開催。5人以上のお母さんが揃えば院長自らが出向き、無料で子育てのアドバイスや相談に乗ってくれる。(詳細は医院のHP参照。)
「プレネイタルビジット」(出産前の妊婦さんと小児科の先生が1対1で話し合える場を、産婦人科の紹介でもつもの。)は、2004年、2005年の紹介件数大分県連続ナンバー1!!
院長自身、中1の双子の女の子、小3の男の子を持つ、3児のパパ。特に最初の子が双子ということで、院長夫人と一緒に子育てをしてきた。まさに「親の苦労がよくわかる、子育てをしてきた小児科」。
院長が白衣ではなく、ポロシャツで診察をするのは、子ども達に白衣で恐怖感を抱かせないための配慮なのだろう。どんな電話相談にも、納得いくまでつきあってくれる、頼もしい院長。そして、診察の最後には必ず「何かほかに聞きたいことはないですか?」と聞いてくれる。その一言を待っているママも多いのではないだろうか?
また、松井小児科医院には「予診表」というものが存在。これは、先生を前にして、ママが緊張したりあわたりして伝え忘れ、聞き忘れがないように、ママがこどもの症状を前もって書いておくもの。ママの代理でも、これがあればOK!(カルテに貼って保存。)
嬉しいことに、院内でそのまま薬がもらえる「院内処方」を実施。院外処方箋料+薬局調剤料がかからないため、安価。小児科は量も細かいため、院長が厳重にチェック。会計時にその人に合った飲み方を説明してくれるなど、丁寧なアドバイスが好評。
最後に「松井小児科医院」の方向性を尋ねてみた。
「親親御さんの不安に出来る限りお答えし、病気のことに限らず何でもご相談して頂ける小児科医を目指しています。どんな病気でも、まず全身を診察(耳をファイバー
で見たり、必要に応じてこまめに尿や血液の検査もおこなう)することを基本にしています。病気は体の一部分だけが悪くなることは少なく、全身の状態を把握すること
が早期診断早期治療につながるからです。小児科医は子どもの全身を診れる医師、「診なければいけない医師」であり、さらに専門的な治療が必要な場合は,専門の病
院や他の専門の科の先生に紹介する、言わば交通整理をするような医師でなければいけないといつも自分に言い聞かせながら診療しています。また、お薬は必要最小限に
するようにしています。それでもどうしてもお薬が飲めない時は遠慮なくご相談ください。飲みやすいお薬に工夫したり、多少余計に時間がかかるかもしれませんが飲ま
なくても治癒が充分期待できそうなときはお薬なしで経過観察をすることもしています。」と、院長。
子どもが大好き。だから、子どもの事を一番に考えてくれる小児科だからこそ、こんなに人気があるのだと、取材して改めて思い知らされたのでありました。
取材/ゆきんこ 文/オレンジb |

平成14年に建て直した
「松井小児科医院」
中もすごくきれいで清潔。
駐車場も広い!(18台・OK) |


| 受付と会計の間にベビーベットが2つ。受付記入時・精算時にママが両手を使えるように。 |

| 診察室前には
大きなプレイルーム。おじいちゃん、おばあちゃんがお孫さんを連れてくることも多いということで、プレイルーム前の長いすには、珍しい畳の一角。 |


2階に上がると、隔離室が4室。点滴室が2室。また、点滴室は大人も寝れるベット
が2つ並んだ隔離室としても使用できる個室になっています。「看病で疲れたママも、一緒に寝ても大丈夫!」と、院長夫人。 |



| 「小児科医は、何でも相談できる医者。 何科でも、広く浅く対処できることを覚
えておいてください。もし他の科の受診が必要であれば、こちらから紹介できます。
気軽な相談先として活用してください。」と、松井院長 |
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